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平成13年3月9日
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「大田・絵堂の戦い」を顕彰しよう
関心のある方を募っています!
 拝啓、春色のなごやかな季節、ますます御健勝のこととお喜び申し上げます。
 さて、みなさまご存知の通り、美東町、とりわけ大田・絵堂地区は、「明治維新発祥の地」といわれております。
 これは、慶応元年(1865)の正月6日から約10日間にわたって、長州藩の萩政府軍と、高杉晋作率いる下級武士や農民を主体にした諸隊が戦った「大田・絵堂の戦い」の舞台となり、この戦いで、諸隊が勝ったことで、長州藩の藩論が倒幕に固まり、それが明治維新の大きな原動力になったからです。

 しかし、残念ながら、現在はこの戦いの意義が風化し、あるいは、吉田松陰を生んだ萩市や、高杉晋作が決起した功山寺のある下関市などに押されて、「大田・絵堂の戦い」は単なる内訌戦(藩内の内輪もめ)といった低い評価に甘んじる状況になってきているように思われます。逆を言えば、美東町からの情報発信を積極的にする必要性を示しているのではないでしょうか。
 そこで「大田・絵堂の戦い」の意義を再評価して、美東町の誇るべき歴史の一齣として位置づけ、郷土の一体感を育み、地域振興や青少年の健全育成を図ることを目的に、将来的には「大田・絵堂の戦い」の顕彰会(仮称)といった組織の設立にもつなげていきたいと大きな夢を抱いています。

 幸い「道の駅」に今春オープンする施設には、町の歴史を紹介するコーナーもでき、「大田・絵堂の戦い」も町の特筆すべき出来事として紹介される予定です。この機会に、美東町をますます魅力的な町にするために「大田・絵堂の戦い」を再評価して、顕彰する運動を起こしたいと思います。町の歴史に関心を持つ人々が、気楽に集い、語り合い、全国に情報発信して、「ここに美東町あり」と知らせたいと思います。
 現在、この趣旨に賛同いただける方を募集しています。関心のある方は、以下の連絡先にご一報いただくと幸いに存じます。
 どうか呼びかけの趣旨をご理解いただき、よりよきものになるように知恵をいただきますよう御願い申し上げます。
敬具

「大田・絵堂の戦い」を顕彰しよう会 代表世話人 山口敏昭_