_連載終了の挨拶_
 日本時事評論へ平成12年11月24日から私が担当し、掲載していただきました
写真コラム「巷露」は、平成21年3月20日をもちまして終了となりました。 
「巷露」というコーナーは、写真コラムとなる以前からありまして、当初は、写真コ
ラムとしての別コーナーの構想があったようですが、そのまま、スライドするよう
な形で「巷露」として扱われることとなりました。
 この話を頂いた頃、私は、その少し前まで、リクルート社発行月刊誌「就職ジャ
ーナル」にて主にベンチャー起業家を扱った6ページの記事写真を約6年担当し
比較的、新しいネタを豊富に持っているという感覚もありましたが、実際に担当し
てみますと、「時の流れの羅針盤」と銘打っている新聞だけに、経験は生きるとし
ても、やはり適宜な話は、引き出しにしまっているものを小出しにしても仕方がな
いものと感じた次第です。しかし、それでもネタは締め切りまでに神様が用意して
いただけるものだと感じた次第です。
 それと「巷露」だけに、本来は巷での話でなくてはならないのですが、どうしても
大きな話になってしまう傾向があり、編集者を悩ませたものと思います。
 4月から日本時事評論もリニューアルをすることになり「巷露」も新聞社内で行な
われることとなりました。 約7年に渡るご愛読をしていただき有難うございました。
また、長期にわたって連載の場を提供していただいた新聞社にも感謝を申し上げ
ます。 しかし、新聞の目的である世相乗化の道のりは、まだ先にあります。
 今後も引き続き、「日本時事評論」を通して「世直し」への邁進をして行く気持ち
に変わりはありません。今後ともご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

                            平成21年3月24日 渡辺裕一